市は、LGBTQIA+プライドを記念して、アーティストのエスメラルダ・バスケスが新たに手がけた作品を発表します。そのデザインは、クィア個人の成長と強さを象徴し、あらゆる年齢、アイデンティティ、文化を持つ人々を結びつける近隣の公園の役割を表現したものとなっています。
作品とアーティストについて
2023年12月、地元アーティストを公募した結果、このプロジェクトのアーティストとしてエスメラルダ・バスケスが選ばれました。エスメラルダはBellevueを拠点に活動する独学のマルチ・アーティスト兼壁画家です。ヤキマ・バレー出身のラテン系/LGBTQIA+アーティストとしての経験から、彼女は多様なバックグラウンドを持つ人々とつながることに意欲を持って活動しています。彼女の作品はすべて、目的と意図を持って製作されています。エスメラルダはその情熱と野心によって、地域社会で創造的なプロジェクトを次々と手がけてきました。Pro-Choice Washington、Urban Artworks、The Feels Foundation、The Museum of Flightなど、複数の非営利団体とのコラボレーションにも取り組んできました。
「The Love Between(愛がつなぐもの)」と題されたこの作品には、赤い爪と紫と青で描かれたふたつの大きな手が描かれています。手は上と下で鏡のように互いを映し出しています。まるでお互いが相手に何かを差し出しているかのような構図です。それぞれの手の間のスペースには、二色のグリーンを基調とした長く曲がりくねった茎が伸びています。茎もまた、中央からそれぞれの手の指に巻き付くように伸びて鏡で映したようになっています。茎に沿って小さな花が8つ描かれています。最初の6つの花は虹の順番に沿ったもので、7番目と8番目の花はトランスとノンバイナリーの旗の色になっています。
このデザイン全体は、成長と強さの象徴と見ることができるでしょう。人生、特にクィアとして生きていく上で生じるさまざまな葛藤が、ツートンカラーのグリーンの茎に表現されています。手は、その大きさと優しいジェスチャーから、この作品の中心的存在であることが意図されています。手の色はバイセクシャルの国旗になぞらえており、ピンク、紫、青で構成されています。また、このデザインは意図的に上下左右がミラー構造となっています。公園のどの角度から見ても、通りの高さから見ても、上空から見ても成立することが重要だと考えられたからです。この作品が伝える美しいメッセージは、インクルージョンと多様性であり、それは年齢やアイデンティティ、文化に関係なく、見る者に伝わるものです。公園はユニークな方法で、あらゆる立場の人々を結び付けます。この作品はそのイデオロギーの延長線上にあるもので、コミュニティがすべてであることを思い起こさせます。
この作品は、LGBTQIA+コミュニティへの支援の目に見えるシンボルとして、Bellevueでのインクルージョンの促進と多様性への感謝を表しています。LGBTQIA+コミュニティは、これまでも、そして今も、排除と黙殺にさらされており、私たちはBellevueが歓迎される安全な空間であることを明確にしたいと考えています。
よくある質問
交差点のデザインはどのように選定されたのですか?
審査委員会が地元のアーティストに公募した中から選考しました。審査委員会は、地元のコミュニティ・リーダー、企業経営者、芸術専門家、芸術委員、Bellevue市民で構成されました。アーティストはデザインに反映させるため、リサーチとコミュニティへの働きかけを行いました。
交差点に装飾を施した前例はありますか?
他の多くの都市で、横断歩道や交差点にさまざまな装飾が施されています。また、Bellevue市は最近、米国運輸省からすべての人のための安全な街路と道路(SS4A)の助成金を受けましたが、この助成金には、美観に配慮した新たな横断歩道の検討のための資金も含まれています。
装飾的な横断歩道など、将来的な舗道の装飾の計画はありますか?
市は、米国運輸省からのSS4A(すべての人のための安全な街路と道路)助成金により、歩行者や車での移動の安全性への影響分析など、美観に配慮した横断歩道をさらに検討する予定です。
これは一時的な設置ですか、それとも恒久的なものですか?
この作品は一時的なものです。作品の素材である熱可塑性プラスチックは、交通量や天候などの道路状況によって耐久年数が制限されます。
LGBTQIA+コミュニティを支援するために、市は他に何か取り組んでいることはありますか?
市がLGBTQIA+コミュニティへの支援として行っていることには、以下のようなものがあります。
- 市では毎年6月にプライド月間にちなんだイベントを開催しています。
- Bellevue警察は地元企業と提携し、ハラスメントなどの反LGBTQIA犯罪の被害を受けたと感じたり、被害者であると感じたりした人が訪れることのできる安全な場所として、Bellevue市内の場所を指定する「安全な場所」プログラムを実施しています。
- Bellevue警察にはLGBTQIA+の渉外担当官がおり、警察とLGBTQIA+コミュニティとのパートナーシップを推進しています。
- 市の多様性アドバンテージ・チームは、Bellevueのコミュニティのすべてのメンバーのために、公平性、インクルージョン、機会、文化的コンピテンシーを促進するために活動しています。
- 市は11月に「トランスジェンダー記念日」を制定しています。
- 市の全職員は、特権を認識し、マイクロアグレッションを阻止するための4時間の研修を受けます。
- 市には、人称代名詞の使用と尊重に関するガイダンスを提供する内部方針と教育資料があります。